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築地市場や魚と流通に関する話題 |
”飲みねえくいねえ祭り”やります(予告)
平成12年10月03日
前回ご案内した築地市場まつり(場内)に続き、築地場外市場でも”第5回築地飲みねえ食いねえ祭り”をやります。
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第5回築地飲みねえ食いねえ祭り(場外) 実施日時:平成12年10月14日(土) 販売時間:AM9:00〜AM12:00 雨天決行 実施場所:築地市場場外会場 詳細な地図と内容は場外市場のホームページをご覧下さい。 主催:築地場外市場商業振興組合 交通:営団地下鉄日比谷線築地駅(歩5分) 都バス 東京駅丸の内南口より豊海水産埠頭行きまたは 晴海ふ頭行き、 新宿駅西口より晴海ふ頭行き いずれも築地6丁目下車。 JR: 有楽町駅より数寄屋橋バス停から上記いずれか。 ※車での来場は原則としてできません。 |
築地市場の外に広がる商店街、「築地場外市場」の組合、「築地場外市場商業振興組合」が主催するイベント、「飲みねえ食いねえ祭り」が今年も開催されます。
この祭りは場外の振興組合の若手有志が発案し手作りで企画運営して始めたもので(当社の専務;北田喜嗣も参画しています。)、今年でハヤ5回目となりました。
場内の築地市場祭りに比べると、規模も小さく派手さには欠けますが、毎回組合の有志が知恵を絞ったイベントが盛りだくさんで、わずか半日足らずの時間ですが毎回かなりの数の来場者で盛り上がります。
今年は先着順に卵の無料配布をやったり、”お化けかぼちゃ”の重量当てクイズなどのイベントを企画しているそうです。
おでんやステーキの出店など結構楽しめますのでオヒマな向きは場外市場の探検がてら立ち寄って見てはいかがでしょうか。
飲みねえ食いねえ祭りに・・・忘れられたIT革命前史
ところで、この飲みねえ食いねえ祭りには、現在もてはやされているIT革命、Eコマースなどといわれている物の先駆的なイベントが行なわれていた事が、最近になって再発見されました。(大げさ?)
それは今から4年も前、1996年に行なわれた「飲みねえ食いねえ祭り」での事でした。
その当時NTTはISDNを盛んに売り込んでいて、現在のようにインターネットがまだ発達していない頃でもありISDNを使ったFENIX(フェニックス)という双方向のテレビ電話のようなシステムを立ち上げようとしていました。
そしてたまたま祭りのイベントを企画していたスタッフの耳に入り、このフェニックスを使っての「模擬せり」が行なわれたのでした。
回線の片方は、私達の友人でもある北海道釧路市の釧路丸水の近藤常務にお願いして出演していただき、あらかじめ築地へ送っておいた「たらばがに」や「塩鮭」などの魚を祭りの会場で、一般の人達に競ってもらうという趣向でした。
東京と釧路の間でISDN回線を使い、値切るお客さんと魚を出荷した釧路丸水近藤常務との熱い駆け引きが展開され、会場は大いに盛り上がったのでした。マアこの時はお祭りと言う事で大サービスの価格で来場者に喜こんでもらう結果になりました。(近藤さんありがとうでした。)
この史実はイベントとは言え、私の知る限りIT技術を使って実際に魚(に限らず)をセリにかけた最初の出来事ではないかと思います。
進歩の早いITの世界では、こういった事は結構忘れられがちで、何を隠そう私自信もすっかり記憶の彼方に飛んでいたのですが、最近築地場外市場のホームページを見ていて思い出したのでした。(築地魚河岸のホームページ、市場日記1996年11月6日)
リンク:築地場外市場のホームページ(築地場外市場商業振興組合)
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普段はプロしか入場できない築地市場 築地市場周辺は、東京都の管理する「中央卸売市場築地市場」(通称;場内)と一般の人も自由に買出しができる場外に分けられます。 このうち都の管理する築地市場(場内)は卸売り市場のため、普段は魚商や寿司屋などのプロしか入ることのできない世界で、一般の人にはちょっと敷居の高い感じのする場所かもしれません。 最近は観光客など一般の人が場内に入場している姿を見ることも珍しくなくなりましたが、それでもセリ場はもちろん仲卸の売り場などで実際に魚を買う事はかなり慣れた人でないと要領がわからず難しいのが現実です。 その点、場外市場はプロと一般のどちらでも気軽に利用でき、食材(に限らず厨房用品まで)なら大抵そろえる事のできる、慣れてしまえば意外に便利な商店街です。 但し、昼前後で大抵の店舗は閉店しますので、お買い物は午前中に出かけましょう。 |
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